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【滋賀の夏風景】写真で見る滋賀の自然・歴史・文化「じゆうじかん滋賀」取材記

悠久の歴史と生命力の息吹 滋賀の夏、風景と物語の旅

滋賀の夏を歩き、自然や歴史、文化の風景を写真で切り取りました。

涼やかな水辺や森、夏のグルメ、季節の魅力を感じる風景を紹介します。

じゆうじかん滋賀が、フリーマガジンとWEB媒体で取材した「15年間の記録」からお届けします。

 

◆2013年夏「神の住む島・竹生島」

湖北の長浜港と湖西の今津港から、ほぼ同距離。琵琶湖沖合6kmに浮かぶ周囲2kmの「竹生島」。

琵琶湖で最も水深が深い地帯で、青々とした琵琶湖の湖底から突き出た巨大な一枚岩からなる島です。

島全体が針葉樹で覆われ、古くから“神の住む島”と信仰されてきました。

巨大な一枚岩からなる「竹生島」

 
江戸時代まで神仏習合

明治元年の神仏分離令以降、弁才天を本尊とする宝厳寺、浅井姫を祀る都久夫須麻神社に分かれています。

神仏習合の歴史。寺標と鳥居が同じ場所でみられる

舟廊下 豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に乗った船の船櫓を活用

 

◆2014年夏「夏の高島 森林紀行」

日頃の喧騒から離れ、緑に包まれた場所へ足を踏み入れると、心がスッと安らぐ感覚があります。高島市の森林セラピーロードを歩いてみました。

マキノ高原「調子ケ滝コース」は、トレッキング初心者にもおすすめです。ガイド付き(有料)は自然への理解も深まります。

初心者でもトライできるトレッキング

キンラン。ガイドによると年に数回しか出会えない珍しい花とのこと

調子ケ滝の傍らには可憐な二輪草が

 

◆2015年夏「湖東の避暑地・永源寺」

永源寺の愛知川。この川の上流に自然渓流と人工渓流でイワナやアマゴ釣りが楽しめる「岩魚の里 永源寺グリーンランド」があります。

永源寺・愛知川上流 マイナスイオンのシャワーを感じて

子連れファミリーの利用も多い

 
釣った魚は併設のバーベキューハウスで味わうことができます。施設であれば、気軽にアウトドア体験ができます。

とれたてをその場で味わえるのが魅力

 

◆2016年夏「山の神 朽木の巨木」

大津市の朽木、生杉地区のブナ原生林へ。ブナは非常に保水力が高く、直径30cmのブナの木は根から葉まで2トンの水を貯えます。

朽木の森。大量の水を貯えるブナの木

 
取材中、幹周囲8m、樹齢400年ものトチノキも。朽木では古くから栃の実が貴重な食糧として利用され、豊富な実をつける巨木は伐採をまぬがれてきたとのこと。

人と比べるとその大きさが一目瞭然。樹齢400年のブナの巨木

 
日本の棚田百選に選定「畑地区」

朽木の山麓にすり鉢状に連なる田んぼと畔。日本の原風景とも言える棚田が広がっています。海外から見に訪れる人もいるとのこと。

畑地区の棚田

 

◆2017年夏「豊かな水の恵み・米原」

米原の醒井地区の地蔵川。源泉から豊富な水流が湧き出し、水中に可憐な梅花藻が咲き、清流の淡水魚「ハリヨ」も生息しています。

醒井の地蔵川 5月下旬くらいから梅花藻が咲きます

梅花藻 2017年5月撮影

 
標高1377m、伊吹山の最高峰の頂からは、西に琵琶湖、比良山、比叡山、東に日本アルプスを望む大パノラマが広がっています。

夏の登山は伊吹山へ

 
奥伊吹、姉川上流部の谷底平野。甲津原、曲谷、甲賀、吉槻の4集落が集まる東草野地区があります。

曲谷から花崗岩の転がる山道を登り、たどり着く秘境「五色の滝」。

五色の滝 階段状の花崗岩の上を勢いよく滑り落ちる水流

 
東草野の山村では、山麓の豊かな水を巧みに用いた水仕事用の設備が見られます。

甲津原 芋洗い器

 

◆2018年夏「鮎がゆく、夏の知内川“やな漁”」

高島市、琵琶湖に注ぐマキノの一級河川「知内川」。伝統漁業法の「やな漁」が今も続けられています。取材時は夕方4時頃から、鮎が跳ねる姿が見られました。

何百枚もの写真の中でやっと捉えた「鮎の跳ねる姿」2018年5月

ウグイ

 
古くから日本海と京都方面を結ぶ港町として、また北国街道の宿場町として、多くの人々や物資が行き交った高島市海津地区。

入り組んだ湾には風波から守るために作られた江戸期からの石積みが残っています。

湖岸の石積み

 

◆2019年夏「鈴鹿山系の清流と天然記念物“河内の風穴”」

鈴鹿山脈最北部の西側。谷の岸壁に開口する鍾乳洞「河内の風穴」。起源はおよそ55万年前、いまだその全貌が明らかになっていない神秘の秘境です。

河内の風穴 総延長10,000m以上は国内で3番目に長い。高低差も88mと関西最大級の鍾乳洞

 
あちらこちらの岩間から水が勢いよく湧き出て、鍾乳洞に流れ込んでいきます。

エチガ谷の山肌から豊富な水が湧き出ています

 
河内の風穴の入口隣にある「奥山の癒し処 風緑」。

多賀産のそば、地元野菜の天ぷらのセットは、夏の疲れた体を元気に。店内からは清らかな渓流が見られ、暑さを忘れさせてくれました。

多賀産の蕎麦は季節により二八、十割、玄びき二八を提供

天然水のかき氷。地元産の果物を使った手作りシロップをかけて

 

◆2021年夏「懐かしさを味わうタイムトリップ 大津・浜大津」

神社の境内を路面電車が横切る珍しい光景が見られる関蝉丸神社。浜大津と京都間を結ぶ京阪電車です。

関蝉丸神社(創建:平安時代)古い神社、文明の利器・電車を同時に

 
浜大津の丸屋町、菱屋町、長等の3商店街(通称:ナカマチ商店街)。

大型商業施設の影響や担い手不足で店舗数が減少していますが、活気のある店も点在。

菱屋町商店街を横切る京阪電車

大津百町館 明治32年に建てられた商家。無料で見学可

茶菓 山川 小豆を自家栽培。素材を追求した和菓子店

中川誠盛堂 茶舗 朝宮茶をはじめとする良質な茶葉を取り扱う。店内で試飲可

 

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