滋賀の秋、じゆうじかん滋賀では、各地域の歴史・文化にスポットを当てて紹介しました。
じゆうじかん滋賀が、取材を始めた2010年からの「15年間の記録」の中からお届けします。
1905年(明治38年)にアメリカから来日し、数多くの西洋建築物を設計したウィリアム・メレル・ヴォーリズ。
ヴォーリズが愛し、拠点とした近江八幡市にも手掛けた西洋建築物が残されています。
「ハイド記念館(近江兄弟社学園内)」ヴォーリズに共感したハイド氏(メンソレータム社創設者)の多額の寄付によって建てられた幼稚園舎
関西の著名な建築物には、同志社大学、関西学院大学、大丸心斎橋店・京都店、京都市の東華菜館など。
「ヴォーリズ記念館(一柳記念館)」ヴォーリズ夫妻が暮らした邸宅。
リビングの窓に浮かぶ十字架
比叡山延暦寺と日吉大社の門前町として栄えた湖西地域の坂本。
“穴太衆積み(あのうしゅうづみ)”と呼ばれる独特の石積みが美しいまち並みを形成しています。
町中に多数見られる自然石を乱積みする「穴太衆積み」の石垣
「旧竹林院」比叡山延暦寺の高僧や老僧が晩年移り住んだ元里坊。
秋風が流れる夕暮れ「びわ湖大橋米プラザ」から琵琶湖大橋を望む
北陸、東海、近畿を結ぶ交通の要所として古くから栄えた木之本。
1572年の織田信長の焼き討ち、その後も何度も大火に見舞われながら歴史を超えて今に残る建物・店があります。
木之本地蔵院(浄信寺)高僧が柳の下に地蔵菩薩を安置したことで「柳之本」といわれ、後に「木之本」と呼ばれるように。眼病平癒のご利益あり。
趣のある店構え「ダイコウ醤油店」今でも敷地内の井戸水で伝統の醤油を醸している。
旧本陣 竹内五左衛門家
昭和40年に廃坑になった土倉鉱山跡
水口の夏の風物詩「かんぴょう」作り。秋には町の店頭へ。
江戸時代の歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」でも、水口のかんぴょう干しが描かれています。
太陽の恵みを凝縮し、柔らかく甘い水口かんぴょう
直径40cmほどに成長したウリ科のユウガオの実の皮をむいて干す。
農家のかんぴょう料理。かんぴょうとシシトウの炊き物
日本六古窯に数えられる伝統の信楽焼。日本五大銘茶として知られる朝宮茶。
陶工房篠原
独自のスタイルを貫く篠原希さんの作品は国内外のファンを魅了
のぼり窯カフェ
昭和9年から平成初期まで使われていた登り窯の中でティータイムが叶う
玉桂寺
境内に入ると圧巻の地蔵群が。古来より崇められる木々や文化財も数多く眠っている
黒田園
自家製朝宮茶を使った茶蕎麦(限定販売)。蕎麦粉が9割という手打ち蕎麦が味わえる
Gallery and Cafe ENSOU
個性あふれるデザインの陶器に映える華やかなタルトが人気
コロナウイルスまん延による自粛期間、近場で楽しむ「マイクロツーリズム」が推奨されました。
自然豊かな滋賀は、少し車を走らせるだけで心を打つ景色に出会えます。湖北と湖西のドライブウェイを紹介しました。
琵琶湖の最北端「葛籠尾半島(つづらお)」
奥琵琶湖パークウェイ
西浅井の大浦から琵琶湖畔を進み、つづらお展望台で折り返すドライブが楽しめる。
琵琶湖沿いの道路脇には3000本もの桜の木があり、春もおすすめ
奥比叡ドライブウェイ&比叡山ドライブウェイ
2つの道路が山頂で連結する19kmの有料ドライブウェイ
夢見が丘から望む大津市の景色。西に京都、東に大津市の両方の街が見渡せる地点もあり
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