人間を見つめ、描いた一人の画家の生涯「高山辰雄展」

《いだく》1977年　東京国立近代美術館

佐川美術館にて、滋賀県で初開催となる日本画家・高山辰雄（1912-2007）の展覧会が開催されます。

高山辰雄は、大分県生まれ。中学校卒業後、東京美術学校（現・東京藝術大学）日本画科に入学。

第15回帝展に《湯泉》で初出品し、初入選を果たしました。東京美術学校を首席で卒業するなど、若き才能を開花させました。

戦後、ポール・ゴーギャンの生き方に感銘を受け、彼の作風に傾倒。色鮮やかな抽象表現を取り入れた挑戦的な創作活動を行いました。

1970年代以降は、人間の精神性に触れる作風に変化し、独自の画業を確立。1990年代の代表作《聖家族》では、極端に色彩を抑えたモノクローム表現が見られます。

展覧会の見どころ

《白い襟のある》1980年　メナード美術館

本展では、髙山辰雄の70年以上にわたる画業を、《聖家族》を一つの頂点として、制作に至るまでの人物像を中心に展観します。

学生時代の作品、ゴーギャンへの傾倒など、各時代の画期となる作品を紹介し、髙山芸術の全貌に迫ります。

展覧会構成

• 第１章　画家・髙山辰雄の誕生
• 第２章　ゴーギャンとの出会い
• 第３章　生命への追求
• 第４章　聖家族
• トピックス展示Ⅰ　髙山辰雄が描く故郷
• トピックス展示Ⅱ　髙山辰雄が描く静物

会期中に展示替が行われます

• 前期展示：7月13日（土）～8月12日（月・祝）
• 後期展示：8月14日（水）～9月23日（月・祝）

佐川美術館

滋賀県守山市水保町2891-2 北川2891

佐川美術館の公式サイトはこちらから

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プレゼント応募期間　 2024年7月20日〜2024年8月19日

※プレゼント応募期間終了後にチケットを送付するため、8月14日（水）～9月23日（月・祝）の後期展示をご覧いただけます。

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